
園長 安江 奈留美
今月の草花 タネツケバナ
温かい春の陽ざしが続く中、園庭で遊んでいたぶどう組さんが、「園長せんせ~い」と呼びに来ました。「草が動いてる。何か飛んでる。」とびっくりした顔です。
見に行くと、それは「タネツケバナ」でした。園長が見たときには、すでに多くの種が飛び散って、動きは治まっていましたが、園児が草の表面を手で触ると、確かに種を包んでいる鞘が、自分から「ぱちん」とはじけて種を飛ばしているのでした。
タネツケバナは、ナズナ(ペンペン草)にとてもよく似ている草花です。花の時期を終えると名前のごとく種がいっぱい入った鞘をたくさんつけます。この草を見つけたとき、「姿のままの名前だな」と思っていましたが、割れて種を飛ばしている姿を見たことがなかったので、草花と純粋に遊び、楽しむ中で発見した子ども達はすごいなと感心しました。
今月はタンポポも沢山咲き始めて、花を摘んだり、先生に首飾りや冠を作ってもらったりして大喜びの姿が日々見られます。自然いっぱいの中保育園の1年がまた始まったなあと実感している園長です。