園長 杉山 一夫

 
 

 

スポーツの秋・食欲の秋…、秋にはいろいろな修飾がありますが、「収穫の秋」として、年長が育ててきたお米の稲刈りを、JAぎふ鵜沼支店様等のご協力をいただき、体験することが出来ました。一束の苗が夏の間に大きく育ち、こうして稲刈りをし、収穫できるという原体験に、お米が私たちの口に入るまでには、たくさんの「手」が関わっていることを知るいい機会(収穫の秋)となりました。

また、10月には久々の「大なべ会」を開催し、年少組のお友達がおいしいカレー作りをしました。普段はカレーが苦手なお友達も、人参・玉ねぎ・じゃがいも等の材料を先生と切り、友達と一緒に1から作っていったカレーは、特別なものだったのでしょう、「おいしい、おいしい」と言いながら、何度もおかわりをして食べている姿に、子どもたちと一緒に取り組む食育の大切さも再認識させられました。子どもたち自らの原体験を通して得たものは、大きなものがありました。

今年の気温の高さは半端でなく、秋まで熱中症警戒が出ていましたが、最近ようやく秋の気配が感じられ、外での遊びも活発になってきております。子どもは時代がどんなに変わろうと、昔から遊び(経験・思考・工夫・行動)を通して、様々な力を身につけていきます。この子どもの時代の遊びをしっかり保証し、見守っていく保育を心がけていきたいと考えます。今月も、どうぞよろしくお願いいたします。    【園長記】