さわやかな風が吹き、園庭の緑色の葉っぱを茂らせた桜の枝がゆらゆらと揺れています。入園進級から1か月が過ぎ、それぞれの子どもたちが自分の心地よい
居場所を少しずつ見つけ、笑顔でいられる時間が、増えてきました。
そんな新年度が始まって少し過ぎた頃のこと。年長さんから、『園長先生、お部屋に来て下さい』と呼ばれたので行ってみると、クラスでやりたいことリストを作ったから、見て欲しいとのこと。そして、そのリストに上がっていることをみんなでやってみたいから、許可が欲しいということでした。子どもたちが考えた色んなやりたいことがぎっしり書いてある『やりたいことリスト』。もちろん私の答えはOKです。第一弾は、お花見。給食の先生におにぎりを一人ずつラップにくるんでもらい、シートを敷いて桜の下でお花見をしながらおやつを頂きました。みんな大満足の顔。そんな姿を見ながら、一人ひとりの子どもたちが意見を出し合って、みんなで実行していく、そこには私たち大人が準備した活動以上に子どもたちの心を満たし満足感を与えるものがあるのだなぁ…そんなことを感じました。これからも、子どもたちが自分たちで考え、決めていく機会を大切にしながら、充実した園生活が送れるように努めていきたいと思います。
園長 記

