6月21日、昨年より19日遅く梅雨入りが発表されました。『ちゃんと梅雨入りしてよかった』と、少しホッとしましたが、6月、雨が少なかったお陰で子どもたちは泥んこ遊びを充分に楽しむことが出来ました。砂場に行くと、年齢が上がるごとに遊びがダイナミックになり、足や手だけではなく全身で泥遊びを楽しんでいる子どもたちの姿がとても印象的でした。保育園のお友だちと泥んこになって楽しむ、そんな『楽しい』経験を沢山することが出来た6月でした。

 さて、『梅雨』に入り、雨の日も多くなりましたので、誕生会で『雨が降ると…』という話をしました。

『雨が降るとみんなはお外で遊べないからつまらないかな?でも、雨が降るとかえるさんや、カタツムリさん、紫陽花のお花さん、そしてみんなの長靴さんは喜ぶね。だから、嫌だなって思うんじゃなくて、雨が大好きな生き物たちが喜んでいるねって、思えるといいね』というお話をしました。大人の私たちも憂鬱になってしまう雨降りですが、発想を少し変え、『雨ふりを楽しむ』ということをしてみてはいかがでしょうか?お子さんと雨の音に耳を傾けると、雨は様々な音を奏でてくれていることに気づくことが出来たり、傘をさしてお散歩することもまた子どもたちにとっては新鮮ですね。子どもたちは傘に落ちてくる雨に、『となりのトトロ』のトトロの様にびっくりして大喜びすることもあるかもしれません。

こんな風に、視点をかえることで、私たちの感じ方は大きく違ってきます。日々の生活の中で、子どもたちと様々な視点で物事をとらえたり考えたりできるように、園での生活、そして子どもたちの生活がより豊かなものになっていくように今月も努めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

    

園長 記