朝晩の寒暖差が大きな日が続いています。そんな中、園庭では元気な子どもたちの声が聞こえています。そんな声に耳を傾けながら、ふと園庭に目を向けると3歳児さんが元気一杯汗をかきながら氷鬼を楽しんでいました。夏に外に出られなかった分、この気候の良い季節に遊びを通して身体を動かすことの楽しさを味わって欲しいなと思います。
さて、先日の誕生日会、子どもたちに『花さき山』(斉藤隆介・作 滝平二郎・絵)から、優しいことをしたり人のために我慢をしたりすると、花さき山に花が咲く。こんなお話をしようと思っていました。
以上児さんの会では誕生児のお友だちが音楽に合わせて前に出てきますが、一人のお友だちがなかなか出てこれずにいました。そんな中、子どもたちは、その子が出てくるまで手拍子をしながら待ってくれています。こんな姿を見た時、やしろ保育園の子どもたちの優しさを改めて感じました。そして、こうやって保育士が何も言わなくても、自然に出てくることを待ってあげられることが何より素晴しいと感じました。きっと子どもたちは優しいことをしているつもりもなく、何にも不具合を感じずに待っていてくれる。こんな姿こそが、一人ひとりのお友だちを大切にしていることに繋がっているのではないかと思います。
優しさは人の心を穏やかにしてくれます。また、人を気遣う心は思いやりを生みます。優しさにたくさん触れ、みんなで穏やかな毎日が過ごせるよう笑顔で頑張りたい、そんなことを思います。子どもの笑顔は、私たち大人を笑顔にさせてくれます。そして、大人の笑顔も子どもたちを安心させ、笑顔にさせます。たくさんの笑顔が広がり、この不安な世の中に少しでも光が差してきますように…そんなことを願いながら、11月も職員一同子どもたちの為に笑顔で努めて参りますので、どうぞよろしくお願い致します。